レポート 【平成21年度】

平成21年度

12月19日(土) 河野太通老師 法話会
■講 師: 河野太通老師 (龍門寺大衆禅道場師家、住職)
■開 催: 世田谷 龍雲寺 14:00〜

-------河野太通老師 法話会感想文
・神戸の震災時に太通老師がとられた炊き出しなどの行動こそが、「不生の仏心」でのはたらきであったと思いました。
・不生の仏心について、不滅ですらない(生まれないのだから)仏心これを直感で感じる事において、自然科学・芸術、そして宗教がそれに似た現象を重要視していることから行き詰った現代社会の突破手段となるか否か?とても興味深く思います。
・太通老師の日本仏教の発展について御見解が聞くことができてよかったです。
・毎回学ぶことが多く大変感謝しております。長い時間をかけて教えて頂ける為、どなたも納得したり気づかされるのではないかと思います。
・芳澤先生にも講演に加わって頂き、わかりやすく、また私達の生活にもつながる講話をして頂き有難うございました。
・「人を羨む」「人が気になる」等々、人生全くできていないと反省のみ、もっと勉強させていただきたいと思います。
・達磨大師の五戒のお話がとても新鮮で見方が広がりました。
・大変多くの教えを頂きました。中でも真実への向き合い方、真実には決して到達できないこと、また、不殺生の考え方、万物が姿を変えて決して死ぬわけではないこと。さらに、自分の身体さえも借り物、つかの間の借り物であるとの教えに新鮮な感動がありました。
・盤珪禅師といえば「明徳」から始まって「不生の仏心」に至まで老師の一連の御法話によりまして、おかげさまで良く分かりました。
・人生のいろんな局面において周りのことにあれこれこだわり、とらわれては悩みを抱えますが「不生の仏心」にたちかえれば解消される気がいたします。


12月12日(土) 花園大学 仏教講座
■講 演: 安永祖堂(国際禅学科教授) 「近世日本の臨済宗-プレ白隠禅の名僧たち-」
■講 演: 福島 恒徳(文化遺産学科教授) 「室町期・臨済禅の画僧たち-如拙・周文・雪舟・岳翁を中心に-」
■開 催: 世田谷 龍雲寺 14:00〜

-------アンケート安永 祖堂(国際禅学科教授)
・とてもフランクな語り口で分かりやすかった。
・現在の中国の禅僧の修行も時代の変化とはいえ、不思議に思いました。
・体験・経験の言葉が心に残りました。
・五山からの流れから白隠禅師の禅への歴史がよく学べたと思います。
・不干斎ハビアンについて、たまたま新潮選書(釈先生)を読んだばかりだったので、とても興味深く拝聴しました。やはり本を読むだけより、お話しを伺うほうが理解が深まります。

-------アンケート福島 恒徳(文化遺産学科教授)
・水墨画の原点に興味を持ち始めました。
・水墨、絵画と技術の評価、そして僧侶の階級との関係を面白く拝聴し、当時の中国の技法を如何にして習得したのかを教えられました。
・禅画の見方が全く分かりませんでしたがこんなに面白い物だったのですね。雪舟以降のお話しも是非いつかお願いします。


10月24日(土) 河野太通老師 法話会
■講 師: 河野太通老師 (龍門寺大衆禅道場師家、住職)
■開 催: 世田谷 龍雲寺 14:00〜

-------河野太通老師 法話会感想文
・前々回師を選ぶという事を教えて頂きました。自分より確かに上の存在である人が身近にいないと自分の考えが正しいかどうか確信が持てない場合があります。労使の法話では其の答えをいつも頂いております。有難うございます。
・老師の掛け軸を茶席で拝見して以来、お会いしてみたいとミーハーな気持ちで参加してしましました。茶席では当たり前の決まり事として頭を下げ拝見致しますが、その根本を勉強しなければと思いました。
・今回初めて参りましたが、もっと早くから参加していればと残念に思いました。更に理解を深めていきたいと思います。
・物事には多様な側面があり判断するということは難しいのだと分かりました。
・不生の心の意味、深さを教えて頂き感謝致します。
・いつも分かりやすく楽しくお話し頂きありがたく拝聴いたしております。
・父母未生以前の本来の面目の、とっかっかりが掴めた様な思いが致しました。
・今まで実は「不生の仏心」という言葉だけであまりピンときていなかったのですが本日は「ストレート」で自分なりに実感するものがありました。不生の仏心を調えることにより心が自由になり外もよく見えてくるというところ、感じ入りました。


9月19日(土) 花園大学 仏教講座
■講 演: 中尾 良信(国際禅学科教授) 「鎌倉期の禅宗-比叡山で禅に目覚めた僧たち-」
■講 演: 西尾 賢隆(国際禅学科教授)
「中世後期の禅宗-五山派から関山派へ-」
■開 催: 世田谷 龍雲寺 14:00〜

-------アンケート 中尾良信 先生
・以前の講演で日本の仏教は中日より600年程遅れていると学んだが禅は鎌倉以前に既に日本に来ていたこと、禅の定着したのが鎌倉時代だったのを初めて知りました。
・鎌倉初期における禅宗が、京都を離れ鎌倉に隆盛を極めた時代背景もさることながら、天台における禅の発生と中国における禅の隆盛、その中で「覚阿」「大日房能忍」を知りました。
・禅宗の歴史の始まりが理解できました。

-------アンケート 西尾賢隆 先生
・五山派、関山慧玄からの流れ等が理解できました。
・具体的な資料を用いた講演で、各名僧について興味関心を持つことができました。
・貴重な資料を沢山見せて頂き有難うございました。五山が明確になり大変勉強になりました。
・文献考証学的で大変詳しく説明いただいたのですが、漢文の知識が足りず残念ながら全てを理解することは出来ませんでした。


8月2日(日) 正眼短期大学 東京セミナー
■講 演: 山川 宋玄(正眼短期大学学長) 「白隠禅師 遠羅手釜」
■講 演: 横山 紘一(立教大学名誉教授) 「唯識でよむ般若心経」

■開 催: 世田谷 龍雲寺 14:00〜


-------アンケート 山川宗玄老師
・無相大師遺誡を丁度覚えていた時なので内容が良くわかりました。お経などよく意味がわからなくても良いと聞いておりますが、書かれている意味が分かるほうがやはり良いと思います。
・無相大師遺誡・真参実證の凄まじさ初めて知りました。今後の日常の指針にしたいと思います。
・坐禅から始まりピンとした空気の中講座が拝聴できてよかったです。臨済の歴史が今に引き継がれ我々の心の持ちよう生き方に影響を与えていると思うとすごいことだと思います。
・人は何故生きるのか、どう生きるのか老師様の私達に対し真剣に伝えようとされるお心が感じられました。特にチンパンジーのお話は印象的でした。
・老師が最後にお示しになられた「請う其の本を務めよ」生物として役目がすんだ後も人間として生かされているというお話に感銘を受けました。自分を見つめ道生きていくのかもう一度点検していきたいと思います。
・「クセを無くせ」色即是空になれないのは長年の癖のせいと伺いました。
・無相国師51歳まで雲水であったことに驚き且つ修行者の凄まじさに感得いたしました。
・妙心寺開山関山慧玄師の應燈二祖を大切にされた教えと師の生き方を今後の自分に対する参考にしてゆこうと思います。
・禅宗の祖師の方々の逸話など交えて無相国師のお話しを頂き、その流れや人柄がより理解できました。人間が他の生物と違った特権を与えられているという話は示唆に富んで良かった。
・「愚着」「真参」「単伝」など日常生活では使わない単語だが、禅の心を表現した良い言葉だなと思いました。自分も【禅】の一部でしかないという遺誡に感銘を受けました。きっと禅を極めたら何もなく言葉もなく只々死んでゆく、となるのでしょう。

-------アンケート 横山 紘一先生
・一人一宇宙にとらわれている自分を、何とかして超えていきたいと思いました。実際にそのものになりきるということがよくわかりませんが、坐禅を通してまず呼吸を意識して、一体になれるように努めたいと思います。意識の深層を川の底を見るように、認識するのはとても難しいことですが、間違っている見方を改めて、これまで生きてこられた恩返しをしたいと感じました。貴重なお話を有難うございます。
・初めて般若心経の読み下し文″というものを読んでもらって、ただ音と字面だけ追っていたのが、意味あるものとして改めてとらえられたような気がしました。唯識″というのも、わかりやすく説明してもらえてよかったと思います。
・「唯識」とは言葉のみ知っているだけでした。確かに入門の入門でしょうけれど、少し「唯識」の事、特に仏教との関係が分かり面白かったです。円覚寺の土曜坐禅会に通って2.5年目に入りました。少し坐禅の方も分かりかけて来たことあり、お話の内容が深く聞けたところもあったように思います。
・自分の心の波を一定にしたいと思っていたが、間違っていた。今日のお話は有難かった。周囲を苦しめていたのは私なのか問うた。
・非常に難しい内容であった。よく砕いて話をしてほしかった。話し方が速過ぎて、理解についていけなかった。「他が先で、自が後」の実践を大切にしたい。
・無分別智"「いま、ここになりきって生きる」という考え方が新鮮でした。「すべては言葉と思いが作り出したもので、非存在である」の部分が難しかったです。体得したものは言葉で語ることはできない。その人にしかわからないというのも、なるほどと思いました。
・自分そして他のあらゆる「もの」は言葉により存在するということ。頭では理解できるような気がするが、本当の意味では体得していない。なりきることの大切さを学びました。
・「己が認識するが如くには物は存在しない」「人間は【自分】という牢獄に閉じ込められた囚人である」という言葉には新鮮な驚きがありました。
・初期仏教に近い唯識ヨーガと大乗の般若心経とは共通点が多いことに驚きました。仏教をどうアプローチして理解するのではなく、文字言句に執われず、自己の深層を浄化しつつ、上救菩提・下化衆生を求めて行じてゆくのが大切なことだと得心しました。
・縁起の理に則し「他が先で自は後」という精神で生きろという話に感銘をうけました。
・小さいことを考えず今生きている、生かされていることに感謝できる行き方日々の過ごし方を教えて頂きました。自分がいる、いられることは当たり前のことではなく宇宙や自然の一員として有難く生きられることに現代人はもっともっと感謝してゆくべきだと思います。


6月20日(土) 花園大学 仏教講座

■講 演: 西村 惠信(元花園大学学長) 「禅仏教成立の根拠について」
■講 演: 中島 志郎(国際禅学科教授)
「中国仏教の中の禅宗−禅宗誕生の思想的意味について−」
■開 催: 世田谷 龍雲寺 14:00〜


-------アンケート 西村 惠信先生
・禅にはもともと反骨精神がある。
・噛んでくだいたお話しで、私なりに納得できました。
・仏教から見たキリスト教について、またの機会にお話を頂きたいと思います。
・己事究明について、更にお話を伺いたい。
・「禅とは?」明快なお話で、とても理解し易かったです。「文化」「宗教」「道徳」の違いには目が覚めました。又、「己事究明」という言葉が自分にも大きくふりかかるような思いでした。沢山の混乱した思いを抱えていますが、なぜ今神の勉強をしているのかが、私なりの捉え方で明確になるようです。
・とても親しみやすいお話し口調で、分かりやすくお伝え下さいまして、有難うございます。坐禅会に何度か参加させて頂いておりますが、自己満足されている方が多いように感じていたので、とても納得が参りました。
・己事究明−迫力はしっかり伝わりました。
・こうした講議は初めてで、非常に新鮮かつ素直に浸み込みました。禅とは己事究明であるという事、すっきり致しました。以心伝心について、今後お話を伺えたらと思います。
・初めて宗教講話を伺ったが、とても分かり易かった。仏教の知識もない者にも、わかり易いお話を伺いたい。文化と宗教の違い、大変面白かった。仏教は個人という事が少しわかった。
・禅は己事究明に尽きる事に改めて気付かされました。感謝です。
・妙心寺の夏期講座で先生のお話を伺いとても印象的で楽しかったので、今日はとても楽しみにして参りました。禅というと難しいという事が、先ず最初になってしまって、理解出来ないでいましたが、先生のお話の最後に心を伝えるのは何かで、会社を継ぐということ、又冷暖自知の饅頭を食べた話を聞きながら、そうか、そうなんだと、とても嬉しく思いました。
・今まで自分が分かったようで分かっていなかったような概念(特に空)がクリアになった気がします。やはり関西の御坊さんは面白い、話が上手いと感じました。
・禅の本質の一端を示していただいた気がします。文化と宗教の区別が分からないままに語られていることが多いと思います。お寺の僧侶の方もビジネスマンと少しも変わらないのに驚いております。己事究明のお話しを、もう少し伺いたかったです。
・禅とは何か。書物では分からぬ核心をついたお話を頂けたように思いました。我々の常識、観念論にとらわれがちですが、それを分かった上で離れることが必要なのかと考えました。

-------アンケート 中島 志郎先生
・よく理解できました。
・難解でした。
・教団禅では存続が難しい。
・大変よく整理されたお話しで、理解しやすかったと思います。ご提示された“仮説”に私も賛成です。
・禅の難しさの一端が分かった気がする。
・禅宗が教団の形を取りながら、個人の可能性を大前提にしている「己事究明」につきるということを改めて教えられました。中国仏教の変遷をまとめて見せて頂き、禅の発生の必然と禅というものが内蔵している特徴の由縁が分かりました。
・現代はその素晴らしさに気づかぬ方が多く思います。それを知らせるのが仏教であり、禅の文化の役目と存じます。
・事前に勉強してきたが、ほぼ内容についていけなかった。
・歴史の流れの中での禅の説明で、禅の根本や置かれている立場が良くわかって良かった。
・禅宗の成立過程に興味を引きました。
・全体にまとめられていて、良く理解できた。今までのもやもやが、キチンと整理できた。更なる肉付けをお願いします。
・禅が個々人の力を教団の力に引き上げる仕組みを作ったというお話しが印象に残った。
・禅の分からないところを解き明かすというが、これからどこへどんな風に向かっていくのでしょう。活火山か死火山か大きな課題ですね。
・大変知的で興奮する講議でした。自分は専攻の分野が違うので、まだ主体的に分かりませんが、今後の中島先生の特に実証面の御仕事に期待させて頂きたいと存じます。
・中国仏教の発展を時系列で説明して頂いたので、頭の中が整理できた。日本への仏教伝来がかなり遅いことを、改めて知った。また、中国では教学仏教の衰退後、禅宗という枠組みができたが、各宗並立なのでそのへんの理解に欠けているところがあった。残念ながら日本仏教の個体主義が未だ十分理解されているとは思えない。


6月6日(土) 河野太通老師 法話会
■講 師: 河野太通老師 (龍門寺大衆禅道場師家、住職)
■開 催: 世田谷 龍雲寺 14:00〜

-------河野太通老師 法話会感想文
・昨年から老師のお話を拝聴させていただいておりますが、不生の仏心が少しづつ心に浸み入って来る心地です。
・親切に分かるようにと、説いてくださるのが良く感じられます。誠に有難うございました。
・盤珪禅師のお話の後に、不生の仏心を説いてくださったお話し。誠の救いは自らの中に永遠なる満足することに出会うこと。素晴らしく、感動いたしました。本当にその通りだと思いました。 その反面、現代人は何でも他者や物に頼り、自分の内側にある素晴らしさに気づいていないと思いました。
・ゆっくりとした、わかり易いご説明でした。関連する話題も取り入れてお話しいただいたので興味を持って伺いました。
・平易な言葉に置き換えて法話賜り有難うございました。「悟りとは目覚め・気づき」という言葉は心に残ります。「いつか気づく、という信心」が極めて大切だと思いました。
・今回初めてお話を聞かせて頂きました。テキストに沿ったわかり易い内容でありました。不生という安居閉関ということ、目覚め、気づきという事を知りました。
・この年にして初めて碩学の法話を拝聴いたしました。実際に肉声で聴くという事は、書物から単に知識を得るという事と違い、心に迫るものがあります。これからも是非参加いたしたいと思います。
・気づきを確認するには先行している人に尋ねると良い。難しい事のように思っておりましたが、必ずしもそうではないということを知り新しい収穫でした。
・不生で一切事が調うという考え方に魅力を感じました。二項対立があるから悩むのであって、それを不生という形で事は素晴らしい。
・私たちが日頃考える悟りというものは、深遠なるもので、到底私達凡夫には得られぬものだと思っておりました。しかし、今日の法話後の質疑応答の中でのお話しでは「悟り」とは身近なもので別の言葉で「気づき」「目覚め」と表現され、このお言葉に安心致しました。有難うございます。
・いつもわかり易い言葉でお話くださるので参加しております。お話しされる内容、言葉が盤珪禪師の教え、言葉と重なって心に響いてくる感じがします。


5月16日(土) 第2回 科学と仏教の接点
■講 演: 藤田 一郎(大阪大学大学院・脳認知科学者)
■講 演: 佐々木 閑(花園大学・仏教学者)

■開 催: 世田谷 龍雲寺 14:00〜
4月11日(土) 河野太通老師 法話会
■講 師: 河野太通老師 (龍門寺大衆禅道場師家、住職)
■開 催: 世田谷 龍雲寺 14:00〜

4/11河野太通老師法話会-------河野太通老師 法話会感想
初めて参加させて頂きました。お話を分かりやすくする挿話が楽しく、こういう話し方もあるんだと思いました。「一切の事は不生で調う」良いお話をうかがうことができました。
・白隠禅師の呼吸法で心身がすっかり元気になった折、禅師に関する本を読む中で太通老師の「坐禅和讃の読み方」に出会いました。大変感銘を受けて、本日参加させていただいた次第でございます。これから禅の勉強をさせていただこうと思います。
・本日も「不生の仏心」について分かりやすくご説明頂き有難うございます。禅師が不生の仏心に目覚めたときのエピソード面白くかつ、いかにも人間らしい自然な御姿として聞かせて頂きました


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